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「Mbed Cloud」のオンプレミス実装が可能に、「Mbed OS」はNB-IoTに対応組み込み開発ニュース

Armは、同社のIoTデバイス管理サービス「Mbed Cloud」とIoTデバイス向けのオペレーティングシステム「Mbed OS」を拡充し、複数の新機能を追加した。Mbed Cloudは、オンプレミスでのデバイス管理などに対応する。

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 Armは2018年3月1日、同社のIoT(モノのインターネット)デバイス管理サービス「Mbed Cloud」とIoTデバイス向けのオペレーティングシステム「Mbed OS」を拡充し、複数の新機能を追加した。Mbed Cloudは、オンプレミスでのデバイス管理や内蔵の演算リソースに制約があるレガシーデバイスのコネクティビティに対応する。

 従来のクラウド型のIoTデバイス管理サービスは、セキュリティ上の課題がある場合はパブリッククラウドへ接続するシステム構成ができなかった。今回のMbed Cloudの機能充実により、パブリッククラウドおよびプライベートクラウドへの実装にも対応。ユーザー企業は、自社データセンターのファイアウォール内側で構築したプライベートクラウド上にでもMbed Cloudを実装できるようになる。

 レガシーデバイスの中には、演算リソースが限られるなどの理由によってIP通信機能や最新のIoT関連のセキュリティ機能が処理できず、フル機能の組み込みOSを搭載できないものが多数存在する。こうした課題を解決するため、演算リソースに制約があるレガシーデバイスでも、Mbed Cloud上でIoTの一般的なプロトコルスタックが使用できる新機能「Mbed Client Lite」を近日中に提供開始する予定だ。

 Mbed OSの最新版では、NB-IoTやCat-M1をサポートし、デバイスの場所を問わずIoT接続できる。また、BluetoothやWi-Fi、LoRaといった通信規格に対応したモジュール製品群に向けたソフトウェアを順次用意する予定だ。

 IoT活用を検証段階から実用段階へ進めるためには、クラウドと自社データセンターの両環境において、現行よりも高水準でのIoTデバイスのセキュリティやコネクティビティ、またプロビジョニングが求められる。今回の機能充実はそのような課題の解決を支援するものだという。

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