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造影剤なしで手のひらの動脈の可視化に成功、血管の曲率まで解析できる医療技術ニュース

京都大学が、造影剤を用いない非侵襲の「光超音波イメージング技術」で手掌動脈を可視化し、加齢に伴う手掌動脈の湾曲傾向を定量的に解析することに成功した。

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 京都大学 医学研究科 教授の戸井雅和氏らの研究グループは2018年2月2日、造影剤を用いない非侵襲の「光超音波イメージング技術」で手掌動脈を可視化し、加齢に伴う手掌動脈の湾曲傾向を定量的に解析することに成功したと発表した。

 これまでの画像診断装置では、血管構造を精細に描出するために造影剤を必要としていた。非侵襲で、患者の負担を軽減する同技術は、今後、生体血管解析における有力なツールとなり得る。また、多様な疾患の病態解析や新薬開発に貢献することが期待される。

 これまで研究グループは、光超音波イメージング技術を乳がんの腫瘍関連血管の研究に用いてきた。その解析ノウハウを手掌に適用し、血管の半自動抽出技術を開発。血管の曲率が計算できるようになった。

 今回の研究では、20〜50代の健常な男女22人の手掌血管を撮像。動脈が加齢に伴って湾曲する様子を科学的に画像化した。総掌側指動脈(手のひらを縦に走る3本の動脈)と固有掌側指動脈(親指を除く各指両側8本の動脈)を対象に統計解析したところ、加齢に伴って曲率が有意に大きくなっていることが分かった。

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光超音波イメージング技術を用いた手掌の血管画像(クリックで拡大) 出典:京都大学

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