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「日本でもトップ3に食い込む」、IBMがクラウド事業の展開を強化製造ITニュース(2/2 ページ)

日本IBMがクラウドサービス「IBM Cloud」とAI「Watson」の事業方針を説明。同社 取締役 専務執行役員 IBMクラウド事業本部長の三澤智光氏は「日本国内でトップ3のクラウドを挙げるときにIBMの名前が入るようにしたい」と述べ、オンプレミスからのクラウド移行の対応力を強調するとともに、パートナーとの連携も強化する方針を示した。

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「Watson」は圧倒的シェアの獲得に向けデータに注力

日本IBMの吉崎敏文氏
日本IBMの吉崎敏文氏

 AIのWatsonについては「既に7割近いマインドシェアをいただいており、ビジネスでも圧倒的シェアを獲得したい」(日本IBM 執行役員 ワトソン&クラウドプラットフォーム事業部長の吉崎敏文氏)としており、クラウドに比べて他社に先行できている状況だ。

 ここでさらに他社に差をつけるために投入するのが「Watson Data Platform」である。吉崎氏は「Watson導入プロジェクトで用意されているデータの内、すぐに利用可能なのはその30%程度にすぎない。Watson Data Platformにより、AI時代に求められるデータイニシアチブを実現できるようにしたい」と語る。

 Watson Data Platformでは統合分析環境サービスの「Data Science Experience(DSX)」と、オンプレミスやクラウドにあるデータを見つけてカタログ化する「Data Catalog」を既に提供している。また、DSXでの分析を可能とするようなデータ加工を行う「Data Refinery」、ダッシュボードとレポート作成によって可視化を行う「Dynamic Dash Board」はβ版を提供中だ。

「Watson Data Platform」の仕組み
「Watson Data Platform」の仕組み(クリックで拡大) 出典:IBM

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