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モデルベース検証支援ツールの最新版を発売組み込み開発ニュース

キャッツが、モデルベース検証支援ツール「ZIPC Tester」の最新バージョン「Ver.3.1」を発売した。Stateflowと状態遷移表の双方向コンバート機能などが追加され、シナリオエディタやテストケースのユーザビリティが向上している。

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 キャッツは2018年1月17日、同社のモデルベース検証支援ツール「ZIPC Tester」の最新バージョン「ZIPC Tester Ver.3.1」を発売した。自動車OEMやサプライヤー企業を中心に、今後3年間で1億円の売上を見込む。

 ZIPC Testerは、Simulinkモデルの検証を効率化するツールだ。テスト対象を状態遷移モデルで設計してテストパターンを生成する機能や、テスト入力波形設計に特化したエディタなどの機能を持つ。

 最新版のVer.3.1では、Stateflowと状態遷移表を双方向にコンバートする機能や、Signal Builderのmスクリプトの生成からSimulinkでのテスト実行までをシームレスに実行する機能などが新たに追加された。さらにシナリオエディタやテストケースのユーザビリティが向上している。

 近年、自動車などの制御システム開発はMATLAB/Simulinkを利用したモデルベース開発(MBD:Model Based Development)が主流になりつつある。これにより、開発効率や品質は向上しているが、反面、モデル検証が担当者に依存する部分が多く、テスト設計や確認方法などの面で課題がある。

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「ZIPC Tester Ver.3.1」状態遷移モデルとテスト入力波形(クリックで拡大) 出典:キャッツ

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