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状態遷移テストケース自動生成ツール「ZIPC Tester」発表、キャッツ組み込み開発ニュース

キャッツは、組み込みシステム開発やエンタープライズ系システム開発などで幅広く使用できる、状態遷移テストケース自動生成ツール「ZIPC Tester(ジップシーテスター)」の販売を2014年4月21日より開始した。

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ZIPC Tester

 キャッツは2014年4月21日、組み込みシステム開発やエンタープライズ系システム開発などで幅広く使用できる、状態遷移テストケース自動生成ツール「ZIPC Tester(ジップシーテスター)」の販売開始を発表した。同製品をテスト設計に採用することで、状態遷移のテストケース生成、テスト仕様書作成の品質と生産性を劇的に向上させることができるという。

 ノードロックライセンス(1ライセンス:税抜き50万円)と、フローティングライセンス(1ライセンス:税抜き100万円)による提供方式を採用し、ボリュームディスカウントにも対応する。2014〜2016年度の3年間で1億円の売り上げを見込む。

国産CASEツール「ZIPC」で培った状態遷移表技術

 同製品は、大規模化・複雑化するシステム開発において、テスト対象の振る舞いを記述した状態遷移表でテスト設計して、ヌケ・モレのない網羅的なテストケースを抽出し、自動生成するツールである。テストケースの抽出については、国産CASEツール「ZIPC」で25年以上培ってきた同社の状態遷移表技術が用いられている。

 また、網羅的なテストケースだけでなく、開始条件、終了条件、テストケースの上限値などを設定することで、テスト戦略に見合った、実施可能なテスト数に絞り込んだテストケースの生成が可能となる。

ZIPC Tester
図1 「ZIPC Tester」。振る舞い設計で定評のある状態遷移表でテストモデル設計を行う(出典:キャッツ)

 なお、同製品は前述の販売方式に加え、テストの観点や実行環境の多様化に対応すべく、顧客のテスト環境に合わせたツールカスタマイズなどのソリューション提案も行う。既に、NTTデータ向けにカスタマイズされたZIPC Testerの提供を行っている。

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