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ISIDが米国ベンチャーへの出資拡大、故障予知ソリューションの開発を加速製造マネジメントニュース

電通国際情報サービス(ISID)は、米国のベンチャー企業・プレディクトロニクスが行う第三者割当増資を引き受けて同社株式を追加取得したと発表した。両社は提携強化に合わせて、プレディクストロニクスが持つ故障予知技術に基づくソリューションの開発を推進する。

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 電通国際情報サービス(ISID)は2017年12月19日、米国のベンチャー企業・プレディクトロニクス(Predictronics)が行う第三者割当増資を引き受けて同社株式を追加取得したと発表した。ISIDのプレディクトロニクスへの出資比率は25.8%に増えるため関連会社となる。

 プレディクトロニクスは、製品/生産設備の故障の可能性や残寿命期間を高精度に予測する故障予知領域で世界有数の技術を有し、独自のアルゴリズムを活用したコンサルティングサービス、トレーニング、データ分析などのサービスを提供する企業だ。産業分野で利用されるビッグデータ「インダストリアル・ビッグデータ」を提唱したシンシナティ大学 教授のジェイ・リー(Jay Lee)氏が創業したことでも知られる。

 ISIDは、2013年にプレディクトロニクスと資本・業務提携しており、IoT/ビッグデータ分野の主力事業の1つとしてコンサルティングサービスを中心に事業展開を図ってきた。これまでに、自動車、建機、農機、電機、重工などの30社を超える国内大手製造業で実績を積み重ねているという。

 ただし、プレディクストロニクスが持つ故障予知技術に基づく分析アプリケーションは有効なアルゴリズムの開発と実装の難易度が高く、世界的にも提供事例が少ないのが現状。両社は今回の提携強化に合わせて、開発と実装がより容易な故障予知ソリューションの開発を推進したい考えだ。

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