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IDEC、グローバル対応のためERPソリューションを導入:製造IT導入事例
日本オラクルは、同社のERPソリューション「Oracle Enterprise Resource Planning Cloud」を制御機器メーカーのIDECが採用し、稼働を開始したと発表した。同ソリューションの多くの国際財務報告基準対応実績などが評価された。
日本オラクルは2017年11月30日、同社のERPソリューション「Oracle Enterprise Resource Planning(ERP) Cloud」を制御機器メーカーのIDECが採用し、稼働を開始したと発表した。
IDECは、FA分野を中心とする制御機器の総合メーカーだ。近年、ロボットシステムインテグレーターとしての取り組みに注力する他、制御機器で培った技術を基に新規事業を展開したり、海外企業を買収するなどグローバル化を進めている。こうした状況の中で、管理情報の精度やプロセス統一による業務効率化、グローバル規模での制度会計への対応が急務となった。
そのため、グローバルな経営情報を事業単位や子会社単位で収集でき、活動の可視化や分析によって迅速な意思決定を支援する仕組みとして、ERP製品の導入検討を開始。国際財務報告基準対応実績や、グローバルでの経営情報の一元管理による決算早期化および業務効率化を実現できる点、またSaaSによる早期導入と運用コスト削減が可能な点を評価し、Oracle ERP Cloudを採用した。
採用から約4カ月で本番稼働しており、今後はアメリカや中国、タイ、台湾などの国内外の連結子会社へ展開する計画だ。
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