トヨタがアウトドア向け小型SUVを披露、悪路を走った映像をSNSにアップできる:ロサンゼルスオートショー 2017
トヨタ自動車は、「ロサンゼルスオートショー」において、小型SUVのコンセプトカー「Future Toyota Adventure Concept(FT-AC)」を発表した。
トヨタ自動車は2017年11月30日、「ロサンゼルスオートショー」(プレスデー:2017年11月29〜30日、一般公開日:12月1〜10日)において、小型SUVのコンセプトカー「Future Toyota Adventure Concept(FT-AC)」を出展すると発表した。
ターゲットとするのは、キャンプや川下り、山岳地帯でのマウンテンバイクの走行など本格的なアウトドアを楽しむユーザーだ。「ランドクルーザー」などトヨタ自動車のSUVの伝統を踏襲した力強いデザインで、SUVならではの悪路走破性を持たせた。
サイドミラーに装着した風景撮影用小型カメラや、車載Wi-Fi、取り外し可能で懐中電灯として使えるフォグランプなどを装備し、アウトドアを一層楽しくするクルマを目指したという。
小型カメラと車載Wi-Fiによって、悪路走行の記録をリアルタイムにSNSに投稿できるようにする。また、車載Wi-Fiで車両の位置情報を発信することで、FT-ACを拠点とした周辺探索を安心して楽しめるようにする。
フロントデザインは、幅のあるフロントグリルと、側面まで回り込んだLEDヘッドランプを採用。ロングホイールベースとワイドフェンダー、20インチホイールにより、SUVらしい力強さを強調する。また、最低地上高の高さや前後のアンダーガードにより悪路走破性を表現した。
パワートレーンはガソリンエンジンや、低燃費と4WDシステムの走破性を両立した次世代ハイブリッドシステムを想定している。駆動システムには左右の後輪に駆動トルクを適切に配分するトルクベクトル式4WDを設定する。路面に応じたセッティングの切り替えやディファレンシャルロック機能を実現し、最適なグリップ制御による操縦安定性やダイナミックな走行性能を実現する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- アイスバーン上も楽々走行する4WDの仕組み
積雪時の走行でも安定して走れる4輪駆動車(4WD)には、構造や作動の異なるさまざま方式がある。 - スバルの3列SUV「アセント」は2018年夏発売、インプレッサと同じプラットフォーム
SUBARU(スバル)は、「ロサンゼルスオートショー」において、新型3列シートSUV「アセント」を世界初公開した。スバルのラインアップでは最大サイズで、北米市場専用モデルとなる。2018年初夏の発売を予定している。 - 日産の「世界初」可変圧縮比エンジンは新型「QX50」に、旧モデルから燃費3割改善
日産自動車は、「ロサンゼルスオートショー」において、インフィニティブランドのSUV「QX50」の新モデルを披露した。新開発のプラットフォームと、「世界初」(日産自動車)の可変圧縮比エンジン「VCターボ」を搭載した。 - トヨタが提案する「若者のためのSUV」、アウトドア向けの装備が満載
トヨタ自動車は「2017年ニューヨーク国際オートショー」において、若者に向けたSUVのコンセプトモデル「TOYOTA FT-4X」を世界初公開した。 - トヨタの新型コンパクトSUV「C-HR」は「より大胆な刺激」「大人のしゃれっ気」
トヨタ自動車は、新型コンパクトSUV「C-HR」を発売した。コンパクトSUV市場のユーザーが内外装のデザインを重視することに対応し、個性的な造形を追求した。「プリウス」とプラットフォームは共通だが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースへの参加や、欧州の一般道で足回りのチューニングを行ったことなどにより、運動性能にもこだわった。