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マツダ「CX-9」のガソリンターボが新型「アテンザ」に、気筒休止も採用:ロサンゼルスオートショー 2017
マツダは「ロサンゼルスオートショー」において、「Mazda6(日本名アテンザ)」の新モデルを世界初公開する。
マツダは2017年11月16日、「ロサンゼルスオートショー」(プレスデー:2017年11月29〜30日、一般公開日:12月1〜10日)において、「Mazda6(日本名アテンザ)」の新モデルを世界初公開すると発表した。
パワートレインは大幅改良を施す。排気量2.5l(リットル)のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」は気筒休止など新技術を採用し、燃費性能とパフォーマンスフィールをさらに高いレベルで両立したとしている。大幅改良を受けたSKYACTIV-G 2.5は「CX-5」にも搭載する。
また、新型アテンザのパワートレインのラインアップには、「CX-9」で採用した排気量2.5lの直噴ガソリンターボエンジンも加わる。排気量4lのV型8気筒自然吸気ガソリンエンジン並みのトルクを生みだす。
新型アテンザはデザインも深化させた。「Mature Elegance」をコンセプトに、上質さを高めて大人の落ち着きを感じさせるデザインとした。日本の伝統家具や楽器に使用される栓木(せんのき)を用いた本杢素材などによってプレミアム感も向上させたという。
マツダが2012年から展開した新世代商品群は投入が一巡。2017年2月に全面改良を受けた「CX-5」が発売され、2017年12月には新型クロスオーバーSUV「CX-8」が国内向けの商品群に加わる。
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