ニュース
医療検査器に適した42mm角2相ステッピングモーター:医療機器ニュース
山洋電気は、42mm角2相ステッピングモーター 「SANMOTION F2」を発表した。同社従来品に比べてホールディングトルクが約10%向上し、音圧レベルは3dB(A)低減している。
山洋電気は2017年10月31日、2相ステッピングモーター 「SANMOTION F2」シリーズに、42mm角製品を追加したと発表した。価格はオープンで、同年11月17日に発売する。同社では、医療検査器や半導体製造装置、搬送機器、テーブル駆動、ATMなどでの用途を見込む。
2相励磁時のホールディングトルクは0.22〜0.58N・mで、同社従来品に比べて約10%向上し、位置決め精度を高めた。定格電流は1.2A。音圧レベルが従来品より3dB(A)低減した他、モーターの効率が2.4%向上した。これにより、装置の消費電力とモーターの発熱を抑制できる。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「マイコンによるモーター制御」を学ぶ前に知っておくべきこと
「動くモノ」の制御ができると手を動かした実感がわくものです。この連載では、マイコンを用いたモーター制御の基礎を学んでいきます。 - 行け!! マイクロマウス! ステッピングモーターで前進だ
市販の組み立てキットを利用して、「マイクロマウス」の開発を進める北上くんとえみちゃん。サンプルのソースコードに頼らず、オリジナルプログラムでマイクロマウスを走らせようと奮闘中だ。今回は、いよいよモーター制御に取り掛かる!! - 細胞分裂をけん引する分子モーターが逆走する仕組みを解明
理化学研究所は、細胞分裂をけん引する分子モーター「Kinesin-14」が、他のキネシンとは逆向きに動く分子メカニズムを解明した。 - 人工生体ナノマシン設計につながるべん毛モーターのタンパク質構造を解明
名古屋大学は、細菌が持つ運動器官べん毛モーターを構成するタンパク質の1つ、MotA分子の立体構造を解明したと発表した。将来的に人工生体ナノマシンの設計や医療・機械工学分野などへの応用が期待される成果だという。 - 世界最小サイズの超極小ベアリング、医療機器の超小型精密部品向けに提案
ミネベアミツミは「MEDTEC Japan 2017」の出展概要を発表。従来の最小サイズ品と同等の高い精度、耐久性、高剛性を保ちつつ、さらなる小型化を実現した「世界最小サイズ」(同社)となる外径1.5mmの超極小ベアリングなどを出展する。