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DMMとPwC、ハードウェア製品の試作/検証など開発支援で協業:3Dプリンタニュース
DMM.comとPwCコンサルティングが協業を開始した。DMM.comが運営するモノづくり施設「DMM.make AKIBA」をPwCコンサルティングが活用し、デジタル分野での新規事業開発や人材育成支援サービスを提供する。
DMM.comとPwCコンサルティングは2017年10月26日、デジタル分野での新規事業開発と人材育成支援において、協業を開始した。
DMM.comは、総合型モノづくり施設「DMM.make AKIBA」を運営している。同施設は、3Dプリンタや各種工作機械、基板実装設備など、ハードウェア製品の開発・試作に必要な最新機材をそろえた「Studio」と、シェアオフィスやイベントスペースなどビジネス拠点として利用できる「Base」で構成されている。このDMM.make AKIBAをPwCコンサルティングが活用し、ハードウェア製品の試作や検証といった、デジタル分野の新規事業開発を支援する。
また、両社は同施設で法人向け研修サービスを提供し、デジタル分野の人材開発や育成支援にも取り組む。
DMM.comは、DMM.make AKIBAの他、受託企業とエンジニアやクリエイターのマッチング、IoT(モノのインターネット)に関する人材開発や育成支援、IoTサービス設計、プロダクトマネジメントなどを提供する。
PwCコンサルティングはデジタル技術を活用した新規事業開発支援やハードウェアの企画立案を提案する。また、事業戦略、ビジネスモデル策定といった観点からの人材研修サービスも提供する。
協業により、両社は蓄積した知見とインフラを持ち寄り、ビジネスのIoT化を一層支援していく。
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