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コンパクトモデルの超音波診断装置を日本国内で販売開始:医療機器ニュース
日立製作所は、韓国Samsung Medison(サムスン)と、同社のコンパクトモデル超音波診断装置「HS40」の日本国内での販売について合意した。2017年10月5日から販売を開始し、製品のサポートも一貫して日立が行う。
日立製作所(日立)は2017年10月4日、韓国Samsung Medison(サムスン)と、サムスンのコンパクトモデル超音波診断装置「HS40」の日本国内での販売について合意したと発表した。同月5日から販売を開始し、製品のサポートも一貫して日立が行う。価格は3300万円(税別)からとなる。
HS40は、普及タイプでありながら、同クラス最大級の21.5インチモニターを搭載する。優れた画像描出力を備え、検査部位を鮮明な画像で詳細に観察できる。2軸式の可動式モニターアームも搭載し、モニターの位置を検査者の姿勢に合わせて調整でき、検査者の負担を軽減する。
日立は、ヘルスケア分野を社会イノベーション事業の注力4事業分野の1つとして位置付ける。特に診断分野では、超音波診断装置のハイエンドモデルからコンパクトモデルまでを展開。今回、HS40を追加することで、超音波診断装置の販売を強化する。
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