自動車系メディアが集まりマツダのロードスターで競うイベント「第28回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」が2017年9月2日に筑波サーキットで開催されました。
アイティメディアも「ITmedia×MONOistロードスター」として昨年からこのレースに参加しており、昨年は初出場でいきなり13位(27チーム中)という快挙を成し遂げました(関連記事「なぜITmedia×MONOistロードスターは初出場で13位完走を成し得たか」)。当然、今年にも期待が掛かるわけですが、今回はドライバー5人中4人がアイティメディアの社員、最後の1人もMONOistオートモーティブで執筆するライターの高根英幸氏という“ほぼ純粋アイティメディアメンバー”で臨むことになりました。これは参加ドライバーのレギュレーションが「助っ人を除く全ドライバーは参加媒体の制作もしくは執筆に携わる人でその1人は副編集長以上の役職者」「助っ人ドライバー(ビッグレースやそれに類する大会で優れた成績を収められた人)の参加は各チーム1人まで」となり、メディアに携わらない助っ人の参加を厳しく制限したものに変更されたからです。
さらに使用できるガソリンが前回の70リットルから60リットルとなり、スタート時に満タン40リットル、途中給油は1回20リットル(前回は給油2回)となりました。つまり4時間の長い道のりを前回よりも10リットル少ない燃料で走り切らなくてはならず、かなり燃費を意識したレースとなったのです。
レース当日は大型の台風15号が太平洋沖を北上しており、朝から強い雨が降る最悪のコンディションでしたが、予選が出走されるお昼過ぎには徐々に雨も上がって日差しが強くなり、決勝はサーキットもドライとなる絶好のコンディションになりました。
わがチームは第2走で1分13秒台をたたき出すなど上位にもひけをとらない走りも見られ、給油ミスで3分ほどロスしたものの第1〜5走まで接触やスピン、ペナルティもなく順調に周回を重ねていくことができました。そして時計が4時間を超えたのをピットのチーム全員が喜んだ矢先、ドラマが待っていました。
4時間走破後に訪れた「ラスト1周の悲劇」
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