透視画像処理技術とネットワーク機能を強化したX線TVシステムを発売:医療機器ニュース
島津製作所は、X線TVシステム「FLEXAVISION HB package eXceed edition」「FLEXAVISION FD package eXceed edition」を発売した。新しい透視画像処理技術によってクリアな画像を取得し、ネットワーク機能の強化で効率的なシステム運用ができる。
島津製作所は2017年7月26日、X線TVシステム「FLEXAVISION HB package eXceed edition」「FLEXAVISION FD package eXceed edition」を発売した。新しい透視画像処理技術によってクリアな画像を取得し、ネットワーク機能の強化で効率的なシステム運用ができる。価格は2850万円(税別)からとなっている。
FLEXAVISION HB package eXceed editionは、速写機能に対応するワイヤレスFPDやCRカセッテ、フィルムが使用可能。FLEXAVISION FD package eXceed editionはI.I.デジタルラジオグラフィ専用となっており、用途や院内での運用方法に合わせて選択できる。
両製品は、画像の画素ごとに検出した被写体の動きに合わせてノイズを効率良く低減する透視画像処理技術と、その処理をリアルタイムで高速に行うハードウェアを搭載。リアルタイム性を維持したまま、被写体の動きによる残像感の少ないクリアな透視画像を取得できる。
また、X線信号から画像濃度を自動調整する機能を最適化し、X線量はそのままにカバレッジ(透視可能な被写体の最大厚さ)が現行製品比で最大15%向上。被写体厚が大きくなる検査部位の観察がしやすくなった。
さらに、医用デジタル画像や通信に関する国際標準規格DICOMに従ったネットワーク機能を強化した。管理システムに撮影条件や各検査における被検者の被ばく線量を送信できるMPPS機能、RDSR機能を追加したことで、院内ネットワークを経由したトータルなシステム運用が可能になり、業務の効率化に貢献する。
操作感は同社のX線TVシステム上位機種「SONIALVISION G4」に合わせ、ソフトウェアのユーザーインタフェースを一新。操作がより直感的で分かりやすくなった。
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