ニュース
スマートフォンでAR用の3Dデータが作れる「Makebox AR」を提供開始:VRニュース
ViRDはスマートフォン上で3DモデリングできるARモデリングアプリ「Makebox AR」をGoogle Play Storeでリリースした。AR技術「Tango」を利用できるAndroid端末に対応しており、積み木感覚で直感的に3Dモデリングできる。
ViRDは2017年6月28日、スマートフォン上で3DモデリングできるARモデリングアプリ「Makebox AR」をGoogle Play Storeでリリースしたと発表した。AR技術「Tango」を利用できるAndroid端末に対応し、価格は無料だ。同日発売のスマートフォン「ZenFone AR」にも対応している。
Makebox ARは、積み木感覚で直感的に3Dモデリングができる。制作した3Dモデルは、アプリからMakeboxのWebサイトにアップロード可能だ。
作ったモデルをWebで共有し、objファイルとしてダウンロード可能で、他の3DモデリングツールやUnity/UE4などのゲームエンジンでも利用できる。モデリングが容易で、書き出したモデルを3Dプリンタで印刷できるため、プロトタイプの作成に適している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3D CADで作った3Dデータを生かし切るVRとARの進化
AI(人工知能)と同じく2016年にブームを迎えたVR(仮想現実)。2017年以降、このVRが、製造業や建設業の設計開発プロセスに大きな変化を与えそうだ。AR(拡張現実)についても、「デジタルツイン」をキーワードに3D CADで作成した3Dデータの活用が進む可能性が高い。 - 立体造形物にAR情報を付加して提供する3Dプリントサービスを開始
アーク情報システムは、3Dプリンタから立体造形物を出力し、AR情報を付加して納品するサービス「モケイプラス」の提供を開始した。AR表示は、iPhoneやiPadなどのモバイル端末で閲覧できる。 - 概念設計からAR、複合最適化まで、3Dデータの活用提案が多数
「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」ではCADベンダーを中心に3Dデータをより活用するための提案が目を引いた。CAEでは注目材料の解析や複合最適化に関する展示が見られた。 - AR技術で“見えない設備”を3D表示、タブレット1台で点検作業を効率化
三菱電機は研究成果披露会で、タブレット端末とAR(拡張現実)技術を活用したインフラ点検システムを参考出展。タブレット端末のカメラを利用して道路を撮影すると、埋設設備に関する情報を画面上に3次元画像として合成表示させるもので、設備維持管理の効率化に貢献するという。 - 松ちゃんの心の中に住む珍獣の声に耳をすます――そして製造業へ
サイバネットが開発した「立体フィギュア認識ARアプリ」がタカラトミーアーツのAR対応カプセル玩具(ガチャ)の新製品「松本人志 世界の珍獣 第1弾」に採用された。今後はこの技術を製造業向け製品にも利用していきたいとのことだ。