ニュース
富士通九州システムズが設計者向けCAE「ANSYS AIM」を販売開始:CAEニュース
富士通九州システムズが、設計者向けマルチフィジックス解析ツール「ANSYS AIM」の販売を開始する。構造/流体/伝熱/電気伝導/磁場/押出成形などの解析シーンに対応し、各解析機能を組み合わせた連成解析が可能だ。
富士通九州システムズは2017年6月21日、サイバネットシステムと販売代理店契約を締結したと発表した。同月下旬から、設計者向けマルチフィジックス解析ツール「ANSYS AIM(アンシス エイム)」の販売を開始する。
ANSYS AIMは、設計から解析/結果評価までの全機能を単一のウインドー内で使用できる。CAEの経験が少ない人でも、ガイドに沿って作業するだけで短期間で操作を習得できる(関連記事:マルチフィジクス解析を身近に、設計者に使ってほしい――新製品「ANSYS AIM」)。
また、世界中で導入実績を持つCAE「ANSYS」の解析ソルバを採用。操作環境はANSYS Workbench環境をベースに開発されている。マルチフィジックス解析ソフトウェアとして、構造/流体/伝熱/電気伝導/磁場/押出成形などの解析シーンに対応する。
関連記事
- いよいよ設計者CAE時代の幕開けか、アンシスが7年ぶりのDMSでアピール
アンシス・ジャパンは「第28回 設計・製造ソリューション展(DMS2017)」に7年ぶりに出展し、解析初心者でも簡単に本格的な解析機能が活用可能な「ANSYS AIM」の価値を訴求した。 - マルチフィジクス解析を身近に、設計者に使ってほしい――新製品「ANSYS AIM」
アンシス・ジャパンは汎用CAEソフトウェアの新製品「ANSYS AIM(エイム) 17.2」を発表。同製品のユーザーは解析業務に詳しくない設計者をターゲットとし、設計プロセスの初期に使用されることを想定している。同製品は解析初心者でも取り組みやすくする工夫をいろいろ凝らしている。 - 九州発、IoTを活用したデジタルサービス創出の場を開設
富士通九州システムサービスは、社員による共創実践の場「Qube」を開設した。3Dスキャナーや3Dプリンタなどを設置し、社員自身が実際にものづくりに触れながら顧客と「共創」し、IoTなどを活用した新たなサービス創出を目指す。 - 富士通PC開発における「モノを作らないモノづくり」
薄型軽量のノートPCやタブレット端末、スマートフォンなど、従来なかった仕様の機器開発においてCAEの活用は必須だ。 - IoT時代の製品設計に備える「ANSYS 18.0」を発表
アンシス・ジャパンは同社の汎用CAEソフトウェア「ANSYS 18.0」を発表。設計者向けCAEプラットフォーム「ANSYS AIM」や構造解析ツール「ANSYS Mechanical」、電子・電気設計分野の解析ツール「ANSYS Electronics Desktop」など幅広いツールにおける機能強化を図った。CFDツールについては企業規模やスキルに合わせたパッケージ構成を刷新した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.