ニュース
耐環境性に優れたIP64規格準拠のレーザーマーカーを発売:FAニュース
パナソニック デバイスSUNXは、高品質なファイバーレーザー発振器を搭載したレーザーマーカー「LP-RF200P」を発売した。IP64規格に準拠したヘッド構造を採用し、へッド内への水滴やほこりの侵入を防いで耐環境性を高めた。
パナソニック デバイスSUNXは2017年6月1日、高品質なファイバーレーザー発振器を搭載したレーザーマーカー「LP-RF200P」を発売した。IP64規格に準拠したヘッド構造を採用し、へッド内への水滴・粉塵(ふんじん)の侵入を防いで耐環境性を高めた。
LP-RF200Pは、ヘッドに採用した脱着機構により、コントローラーとヘッドを分けて設置できる。また、コントローラーに電源トランスやノイズ対策部品を搭載し、レーザーマーカーコントローラーの耐ノイズ性を強化。電源が不安定な状況でも、突発的な電気的ノイズによるトラブルを防ぐことができる。
さらに、レーザー条件設定のノウハウをコントローラー機能に集約した「スマート条件設定機能」を搭載。希望の印字状態を16種類の材質やイメージから選択可能で、初期または品種追加時の条件出しなどの工数を低減できる。同社の画像処理機「PV230」シリーズとの連携機能も備え、PLCがなくてもワークの位置読み取り/レーザー印字/印字情報の照合までの一連の流れを行える。
波長は1064nmで、発振器の平均出力は20W、印字範囲は90×90mm。スキャンスピードは最大1万2000mm/sで、対応ラインスピードは最大240m/minとなる。ベアリングやギア部品、樹脂成形品、電池パック、工具などへの印字に対応するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- マシンビジョンとは何か?
製造現場のプロセス自動化や品質向上に役立つマシンビジョンの基礎知識をお伝えする本連載。第1回は、マシンビジョンとは何かを解説するとともに利点について紹介する。 - 製造現場における画像処理【前編】
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第5回のテーマは「製造現場における画像処理」についてです。具体的に画像処理が製造現場で効果的に利用されている実例を紹介します。 - 画像処理でできること
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第2回のテーマは「画像処理でできること」です。画像処理の利用が最も盛んな工場での製造工程を例に、「GIGI」というキーワードに沿って解説していきます。 - キヤノンが“ばら積みピッキング”の次に狙うのは“ロボットアームの目”
キヤノンは「Canon EXPO 2015 Tokyo」において、2014年に新規参入したマシンビジョンの新たな技術展示などを行った。 - スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。