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FA技術の開発力強化に向け、産業用カメラメーカーを買収FAニュース

オムロンは、産業用カメラメーカーのセンテックを買収し、同社および同社の子会社をグループ会社化する契約を締結した。FA技術の開発力強化の一環だ。

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 オムロンは2017年4月27日、産業用カメラメーカーのセンテックを買収し、同社および同社の子会社をグループ会社化する契約を締結したと発表した。制御機器事業におけるFA技術の開発力強化の一環となるもので、同年7月3日に買収を完了し、新会社の社名は「オムロンセンテック株式会社」とする予定だ。

 センテックは1987年創業の産業用カメラメーカー。産業用マシンビジョンをはじめ、医療/ラボなどで使用するさまざまなカメラを開発し、国内の他、アメリカ/中国/台湾などの子会社を通じてグローバルに販売を行っている。約200機種のバリエーションと、高画質を維持しながら小型化/高速化を追求するカメラ設計技術を有している。

 今回の買収により、センテックの高画質/高速伝送/小型化の特徴を持つカメラおよび設計技術と、オムロンの高速/高精度な画像処理技術を組み合わせる。これにより、取り付け場所を選ばない超小型で高画質な「スマートカメラ」や、ロボットアームに組み込んで3次元で物体を認識し、ピック&プレースを行う超小型カメラなどを開発する予定だ。

 さらに、カメラと画像処理コントローラーとの組み合わせで、人の眼を代替するオートメーション技術を確立し、目視検査の作業負担をなくす。こうした取り組みにより、オムロンはロボットによる組み立て工程の省人化や、光学式センサーの簡易カメラ化、品質トレーサビリティにおける製品の個体管理などで新市場を創出するとしている。

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