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リチウムイオン2次電池用セパレータの生産能力を増強:工場ニュース
旭化成は、リチウムイオン2次電池用セパレータ「ハイポア」の生産能力を増強する。滋賀県守山市にある守山製造所に約150億円の設備投資を行い、2019年度上期に商業運転を開始する予定だ。
旭化成は2017年3月30日、リチウムイオン2次電池(LIB)用セパレータ「ハイポア」の生産能力を増強することを発表した。滋賀県守山市にある守山製造所に約150億円の設備投資を行い、2019年度上期に商業運転を開始する予定だ。増強能力は約2億m2/年を予定している。
同社グループは現在、湿式膜のLIB用セパレータ、ハイポアの生産拠点を滋賀県守山市、宮崎県日向市および韓国に、乾式膜のLIB用セパレータ「セルガード」の生産拠点をアメリカに置いている。今回、2020年までに約11億m2/年の供給体制を整備する計画に従い、守山製造所でのハイポアの設備増強を決定した。
この増強により、ハイポアの生産能力は約6億1000万m2/年になる。また、セルガードの生産能力は既存設備の生産性を高めることで約2億5000万m2/年に向上し、合計約8億6000万m2/年となる予定だ。
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