設計/製造のプロユーザー向けCAD設計ワークステーション:CADニュース
ユニットコムは、CAD設計向けワークステーション2機種を発売した。Xeonプロセッサをデュアル搭載し、設計/製造のプロユーザーに適したグラフィックボードや高速で起動する大容量SSDを採用。高度なモデル生成などの作業が快適に進められる。
ユニットコムは2017年3月23日、CAD設計向けワークステーション2機種を発売した。「iiyama PC」ブランドの「SOLUTION∞(ソリューション インフィニティ)」bz Tシリーズとして「SOLUTION-TT9W-Xe5D-TQS-CAD」「SOLUTION-TT9W-Xe5D-IQS-CAD」をラインアップ。価格はTQS-CADが51万9980円から、IQS-CADが94万9980円からとなる(いずれも税別)。
TQS-CADには「Xeon E5-2620v4(8コア/16スレッド)」を、IQS-CADには「Xeon E5-2695v4(18コア/36スレッド)」をそれぞれデュアル構成で搭載した。さらに、14nmプロセスルール採用により内部構造が微細化し、動作効率が高まった。その結果、前モデル「Haswell」よりワットパフォーマンスで25%性能が向上。効率的なマルチタスク、高度なモデル生成、複雑なアプリケーションなど幅広いビジネスニーズに対応する。
グラフィックボードは、設計/製造のプロユーザーに適しているNVIDIA Quadroシリーズから、TQS-CADには1664個のCUDAコアを持つ「Quadro M4000」を、IQS-CADには384個のCUDAコアを持つ「Quadro K620」を搭載している。
また、OSインストールディスクには480GバイトのSSDを採用。HDDと違い動力部を持たないため立ち上がりが早く、大量の写真や音楽データなどを保存できる大容量の記憶領域を持つ。
2機種は、受注後生産方式により、さまざまなカスタマイズに対応する。
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