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FPGA向け高速/低レイテンシサーチエンジンIPコアの販売を開始組み込み開発ニュース

富士ソフトは、長瀬産業と販売店契約を締結し、長瀬産業のFPGA向け高速/低レイテンシサーチエンジンIPコア「Axonerve IP コア」の販売を開始した。

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 富士ソフトは2017年3月22日、長瀬産業と販売店契約を締結した。同日、長瀬産業のFPGA向け高速/低レイテンシサーチエンジンIPコア「Axonerve IP コア」の販売を開始した。

 Axonerve IP コアは、純国産の独自アルゴリズムを用いたIPコアで、ワイルドカード検索機能を備える。ネットワーキング、データ・マイニング、高性能コンピューティングなどのアプリケーションに適しており、高速で低レイテンシでの検索処理ができる。

 同IPコアは、SRAMベースでロジック回路部のゲート数が少ないアーキテクチャであるため、消費電力と面積が小さく、ワンチップに複数のインスタンスが搭載できる。対象アプリケーションは、SDN/オープンフロースイッチやL2 MAC ルックアップ、ディープ・パケット・インスペクション、キャリア・グレード・ネットなど。

 化学系専門商社である長瀬産業は、新規事業として高度高速検索技術を開発している。低レイテンシ、高スループット、高密度な同社の技術は、FPGAソリューションとして注目されている。

 今回の契約締結により、富士ソフトは、IoT(モノのインターネット)ゲートウェイの機能拡張やディープ・ラーニング・アクセラレーター、データ・マイニングを必要とするAIシステムやデータセンターへの事業展開を進めていく。

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