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大規模金型データの高速処理が可能な「TopSolid’Mold 7.10J」:CADニュース
コダマコーポレーションは、プラスチック金型設計支援システムの新製品「TopSolid’Mold 7.10J」を発売した。大規模金型データの高速処理が可能で、金型設計の全ての工程に対応している。
コダマコーポレーションは2017年2月1日、プラスチック金型設計支援システムの新製品「TopSolid’Mold 7.10J」を発売した。仏Missler Softwareが開発したシステムで、コダマコーポレーションが国内総販売元として販売とサポートを行っている。ソフトウェアライセンス使用権の価格は110万円(税別)からで、別途「TopSolid'Design 7 Standard」または「同 Pro」が必要となる。
TopSolid’Mold 7.10Jは、高速投影により、大規模金型データの図面作成時間とファイル読み込み時間を大幅に短縮した。自動車のバンパーのように大型かつ複雑な製品のアンダーカット、肉厚、テーパーを瞬時に解析できる。成形品の修正、キャビティ・コア分割、型構造設計、2次元図面、部品表作成など、全ての工程に対応している。
また、JIS規格対応の図面作成機能を搭載し、3次元モデルを利用して2次元図面を容易に作成可能になった。さらに、製品モデル、3次元型構造モデル、2次元組み立て図、部品図が連動しているため、3次元モデルの設計変更によって、2次元図面、部品表が自動で更新される。
対応OSはWindows 10 Pro/Enterprise/Education(64 bit)、Windows 8/8.1 Pro以上、Windows 7 Professional SP1以上となる。
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