FMU Importに対応のシステムモデリング・シミュレーション環境の最新版:組み込み開発ニュース
サイバネットシステムは、STEMコンピューティング・プラットフォームの新バージョン「Maple 2016.2」と、システムレベルモデリング・シミュレーション環境の新バージョン「MapleSim 2016.2」の日本語版を発売した。
サイバネットシステムは2017年1月18日、STEMコンピューティング・プラットフォーム「Maple」の新バージョン「Maple 2016.2」と、システムレベルモデリング・シミュレーション環境「MapleSim」の新バージョン「MapleSim 2016.2」の日本語版を発売したことを発表した。両製品とも、同社のグループ会社であるカナダのMaplesoftが開発を手掛けている。
Mapleは、数式処理技術をコアテクノロジーとしたSTEMコンピューティング・プラットフォーム。MapleSimは、計算エンジンとしてMapleを用いた数式処理とModelicaを統合したマルチドメインでのシステムモデリング・シミュレーション環境だ。
新バージョンのMapleSim 2016.2は、FMU Importに対応し、他のツールで作成されたモデルでもシミュレーションが可能になった。また、シミュレーション実行中でも結果を確認できるライブシミュレーション機能を追加。さらに、リビジョン管理ツールとの連携機能が追加されたことで簡単にモデルの変更点を管理でき、複数人で同一モデルを作業する際のプロジェクト管理が容易になった。
他に、解析結果アニメーション比較機能により、対象モデルの挙動の違いが直感的に理解できる。FMI互換モデリングツールからエクスポートしたモデルをMapleSimにインポートし、他のモデルやサブシステムと同様に使用するなどの機能も追加された。
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