スバル新型「XV」、ジュネーブモーターショーで世界初公開:ジュネーブモーターショー 2017
富士重工業は2017年1月23日、「第87回ジュネーブ国際モーターショー」において、SUV「XV」の新モデルを世界初公開すると発表した。また、同年3月9日から日本国内での先行予約を受け付ける。
富士重工業は2017年1月23日、「第87回ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月7〜8日、一般公開日:3月9〜19日)において、SUV「XV」の新モデルを世界初公開すると発表した。また、同年3月9日から日本国内での先行予約を受け付ける。
新型XVのデザインの方向性を示したコンセプトモデルは、2016年のジュネーブ国際モーターショーで披露されている。スバルの次世代デザインフィロソフィー「DYNAMIC X SOLID」をコンパクトクロスオーバーとして表現した。「凝縮されたボディサイズの中で、ダイナミックかつソリッドなスバルらしいデザイン要素とクロスオーバーならではの力強い造形を大胆に表現しつつ、クラスを超えた質感を融合させた」(同社)としている。
新型XVは、2016年秋に発売した「インプレッサ」の現行モデルと同様に、新プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム」を採用する。このプラットフォームを採用するのは、2020年を最終年度とする中期経営ビジョン「際立とう2020」で掲げたブランド力向上の一環となる取り組みだ。
スバル グローバル プラットフォームは“動的質感”と安全性能を向上して「スバル史上最高レベルの総合性能進化」(富士重工業)を実現している。より効率的な衝突エネルギーの吸収を可能にするフレーム構造とし高張力鋼板の採用拡大を進めることで、衝突エネルギー吸収率を現行モデル比で1.4倍に向上した。低重心化も図っており、車体の剛性向上や足回りの進化との相乗効果で、旋回して危険を回避する場合にも安定して走行。高性能なスポーツモデルと同等の危険回避性能を実現する。
スバル グローバル プラットフォームは2025年までに全てのモデルで採用する計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「ぶつからない」と言い切ったアイサイトが日本の運転支援システムを変えた
2009年まで、日本では衝突する前に完全に停止する自動ブレーキが法規制で認められていなかったが、今や部分的ながら自動運転システムも利用されるようになった。自動運転の前段にある運転支援システムを、前後編に分けて紹介する。前編は、クルマがぶつからないための技術だ。 - 10年後を見据えたスバルの新プラットフォームが完成するまで
富士重工業は、2016年10月以降に発売予定の新型「インプレッサ」の国内仕様車を公開した。新プラットフォーム「スバル グローバル プラットフォーム」を採用して“動的質感”を向上するとともに、同社初となる歩行者保護エアバッグを標準搭載として安全性能を高めた。 - スバルの新プラットフォームは日本車価格で欧州車の走りを超える
富士重工業は2025年までに採用する次世代プラットフォームの概要を公開した。“動的質感”と安全性能を向上して「スバル史上最高レベルの総合性能進化」(富士重工業)を実現した。 - 「トライベッカ」の後継、富士重工業が北米向け3列シートSUVを2018年初めに発売
富士重工業は、「ロサンゼルスオートショー2016」において、3列シートのミッドサイズSUVのコンセプトモデル「VIZIV-7 SUV CONCEPT」を披露した。2018年初めに北米市場向けに発売する予定で、同社のラインアップとしては2005年に北米向けに発売した「B9 トライベッカ」を含めても最大の車両サイズとなる。パワートレインは未定。 - 続・ブレーキってどうなっているの?
前回説明し切れなかったブレーキの構成部品についての解説。ブレーキキャリパやキャリパピストンなどにも、工夫がたくさん。