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“X”に何を入れるかはアナタ次第、「IoX」を訴求する新日鉄住金ソリューションズスマート工場EXPO

新日鉄住金ソリューションズは「SFE2017」において、モノだけでなく人の要素も加えたIoTソリューション「IoXソリューション」を紹介した。

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 新日鉄住金ソリューションズは「第1回スマート工場EXPO(SFE2017)」(2017年1月18〜20日、東京ビッグサイト)において、同社が新たに提案する「IoXソリューション」群を訴求した。

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「IoX」を訴えた新日鉄住金ソリューションズブース

“モノ”に“人”も加えた「X」

 新日鉄住金ソリューションズはもともと、新日鉄住金グループのモノづくり現場から生まれたITソリューションパートナーとして、モノづくり関連のITソリューションを展開してきた。このほど、IoT(モノのインターネット)関連技術を活用したデジタルファクトリーとスマートロジスティクスの構築を推進する「IoXソリューション」として再構築し、製品展開を開始している。

 同社の訴える「IoX」とは、IoT(Internet of Things)に、「ヒトのインターネット」を意味するIoH(Internet of Humans)も組み合わせ、モノと人を組み合わせた現場を高度化するソリューションとする意味が込められている。同社では従来はこれらのソリューションは個々の事業部門で運営されてきたが、2016年4月にこれらのIoT関連ソリューションをまとめた「IoXソリューション事業推進部」を設立し「IoXソリューション」の開発と実証実験に取り組んできたという。

 同社IoXソリューション事業推進部専門部長の本堂直浩氏は「製造現場ではモノだけでなく人やさまざまな要素が関連しあって成立しているため、さまざまな要素が入る『X』を置いた『IoXソリューション』を商標まで取得し独自で展開している。既に個々のソリューションでは実導入しているものもあり、IoTへの関心の高まりから手応えもよい」と述べている。

 新日鉄住金ソリューションズでは、この「IoXソリューション」により、以前から展開するMESやWMS、SCM、PLMなどの製造業向けシステム導入の業務知見や、クラウド、ビッグデータ分析、機械学習、最適化技術、AR・ウェアラブル技術などの先端技術、などを組み合わせ、最適なソリューションとして展開することを目指すとしている。

 会場では、AR拡張現実ソリューション「ARPATIO」などを中心に、遠隔作業支援システムやピッキング支援システム、フォークリフトの動作支援システムなどを紹介していた。

photophoto スマートグラスの装着イメージ(左)と「ARPATIO」による遠隔作業支援者の画面イメージ。スマートグラスを装着した作業者の見ているものがそのまま共有可能だ(クリックで拡大)

 本堂氏は「インフラ系やプラント系などでの導入や引き合いは強まっている。ARPATIOは動画対応などで高性能であり現状では10ユーザーで1000万円程度の相場感。ただユーザーの要望に合わせた作り込みができるのがITソリューションベンダーとしての強みであり、デバイスも含めて価格を抑える形やさらに性能を上げる形など、さまざまなソリューションが提供可能である」と述べている。

第1回スマート工場EXPO(SFE2017)

第1回スマート工場EXPO(SFE2017)

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