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製薬大手がバイオ医薬品の製造・品質データ解析システムを導入:製造IT導入事例
新日鉄住金ソリューションズは、中外製薬工業がバイオ医薬品の製造・品質データ解析システム「製造品質モニタリング・レポートシステム」を導入したことを発表した。
新日鉄住金ソリューションズは2016年12月8日、同社の支援により、中外製薬工業がバイオ医薬品の製造・品質データ解析システム「製造品質モニタリング・レポートシステム」を同年4月に導入したことを発表した。
バイオ医薬品は特性の違いや収量の変化が激しく、品質維持や収量向上のために製造・品質データを体系的に収集・解析し、継続的に製造プロセスを改善していくことが必要とされる。中外製薬工業では、同社の宇都宮工場において、データ収集を自動化し、多様な製造・品質データを解析することでプロセス改善に活用できるシステムの導入を検討していた。
導入実績や解析機能などの観点で導入システムを検討した結果、ダッソー・システムズ・バイオビアのパッケージ製品「BIOVIA Discoverant」に決定した。導入支援には、同システムの国内代理店である新日鉄住金ソリューションズを選び、2016年4月に導入を完了した。
導入後は、独自のデータマッピング技術により、多様な製造・品質データを短時間にオンデマンドで集計・統合・解析が可能になった。これらのデータは、継続的な製造プロセスの確認や問題発生時の原因究明、報告書作成の支援などに活用している。特に、データの収集時間が従来の10分の1になったこと、製造ラインの温度や圧力といったセンサーからの連続データの収集・解析ができるようになったことを評価しているという。
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