ニュース
参天製薬、製品ライフサイクル全体の安全性を管理するクラウドサービスを導入:製造IT導入事例
参天製薬は、安全性データの管理と、医薬品・医療機器の安全対策プロセスの効率化を図り、「Oracle Argus Cloud Service」を導入。オラクル・コンサルティングの協力を得て、ソリューションの導入とデータ移行を10カ月間で完了させたという。
日本オラクルは2014年7月8日、製品ライフサイクル全体で安全性情報を管理する同社のクラウドサービス「Oracle Argus Cloud Service」を、医薬品メーカーの参天製薬が導入したことを明らかにした。
Oracle Argus Cloud Serviceは、世界各国・各地での規制対応を効率化し、主要プロセスにリスク管理を織り込むのに役立つ医薬品安全性管理プラットフォーム。幅広い製品群の安全性情報に基づき、迅速な意思決定が可能になるという。
参天製薬は、安全性データの管理と、医薬品・医療機器の安全対策プロセスの効率化を図り、「Oracle Argus Cloud Service」を導入。オラクル・コンサルティングの協力を得て、ソリューションの導入とデータ移行を10カ月間で完了させたという。今後、世界各地の事業でも、「Oracle Argus Safety」の展開を進める予定だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 目指したのは多品種少量生産体制の確立――原価見える化を求めた白鳥製薬
少品種大量生産から多品種少量生産へ――白鳥製薬は市場環境に対応するために多品種少量生産への脱皮を図ろうとしていた。限られたリソースで拡大する製品ポートフォリオを評価するためにはシステム導入が必要になる。しかし、白鳥製薬には約5年前に基幹システム導入を試みて失敗した苦い記憶があった。 - 製薬業界と製造業界の類似点は何?
大量の文書を作成し、保守するには何らかのITシステムが必要だ。デジタルコミュニケーションズによれば、文書の保守で難しいのは差分の管理だという。どうすれば効率的に管理できるのだろうか。 - 腸の健康が世界を救う! ――飛躍への基盤をITに求めた東亜薬品工業の挑戦
「健康の源は腸にある」という理念の下、プロバイオティクス製品の製造・販売を進める東亜薬品工業。新たに新培養棟「カルチャープラント」なども建設しさらなる飛躍へ踏み出そうとしていた。生産能力を高める中で業務の効率化は必須事項だ。飛躍への基盤をITの整備で実現する東亜薬品工業の事例を紹介する。