心拍数と血中酸素モニター開発を迅速化するリファレンスデザインを発表:医療機器ニュース
Maxim Integratedは、ウェアラブル心拍数および血中酸素モニターの開発を迅速化する「MAXREFDES117#リファレンスデザイン」を発表した。
Maxim Integratedは2016年11月30日、ウェアラブル心拍数および血中酸素モニターの開発を迅速化する「MAXREFDES117#リファレンスデザイン」を発表した。同社ウェブサイトや販売代理店などで単価20ドルにて販売中だ。
同リファレンスデザインは、赤色と赤外線のLED、センサー、電源サブシステムおよびロジックレベル変換を内蔵。13×13mmの小型低電力ボードを指先か耳たぶに装着し、心拍数や血中酸素を高い精度で検出する。オープンソースの心拍数と血中酸素アルゴリズム、BOM、回路図、レイアウト、ガーバーファイルを含むため、市場投入までの時間を短縮する。また、製品開発や最終設計向けモジュールとして使用可能な汎用性を備えている。
さらに、パルス酸素濃度計および心拍数センサー「MAX30102」、ステップダウンコンバータ「MAX1921」、レベルトランスレータ「MAX14595」の3つのMaxim製チップを内蔵。必要な電源は2V〜5.5Vの単一電源のみで、内蔵ファームウェア使用時の消費電力は5.5mW以下(typ)だ。
同モジュールは、ArduinoとARM mbed両方のプラットフォームで動作するため、設計やテスト、システム統合が容易になる。また、開発プラットフォームやウェアラブルガーメントに電気的接続ができる8つの「タップパッド」を内蔵している。
なお同社では、ハードウェアとファームウェアの設計ファイルやテストデータをオンラインで無料提供している。
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