リトラクタブルハードトップの「ロードスター」、ソフトトップとは74万円差:車両デザイン
マツダは、電動格納式ルーフを採用した「ロードスター RF」の予約受付を開始した。ソフトトップのロードスターは排気量1.5lのガソリンエンジンのみの設定だったのに対し、排気量2.0lのガソリンエンジンのみとなる。税込み価格は324万円から。
マツダは2016年11月10日、小型オープンスポーツカー「ロードスター」に電動格納式ルーフを採用した「ロードスター RF」の予約受付を開始したと発表した。発売は2016年12月22日を予定している。パワートレインは、排気量2.0lの「SKYACTIV-G 2.0」のみ。縦置きで専用チューニングを施した。税込み価格は324万円から。
ロードスター RFはルーフから車両後端になだらかに傾斜するファストバックスタイルを採用している。ルーフ後部の形状と、ルーフの操作に応じて開閉するリアウィンドウによる新しいオープンエア感覚を実現したとしている。
電動ルーフはスイッチ操作のみで開閉できる。ソフトトップのロードスターとほぼ同等の荷室容量を確保するため、ルーフを効率よく収納できる構造とした。荷室容量は、ソフトトップモデルとほぼ同等の127l(リットル)を確保しており、工具などを収納できるマルチボックスも荷室内に設置した。ルーフの開閉時間は約13秒で「世界最短」(マツダ)だ。また、前方を向いたままルーフの開閉状況が確認できる表示をメーターディスプレイ内に採用している。
吸音や遮音にこだわり、ルーフを閉じている時は通常の乗用車と同等の静粛性を実現した。オープン走行中は、耳周りの風の巻き込みを徹底的に減らすことにより不快な音を低減している。
中位グレードのシートには、上質さを際立たせる柔らかい触感の皮革「ナッパレザー」を採用。素材の色は赤褐色とし、落ち着きのある洗練された印象を演出することを狙った。最上級グレードはRECAROと共同開発したシートで、ソフトトップのロードスターで人気のブラックの「アルカンターラ」素材をベースに、ナッパレザーに赤のアクセントを施した。
エンジンは、ソフトトップのロードスターでは排気量1.5lの「SKYACTIV-G 1.5」のみだったが、ロードスター RFの場合は排気量2.0lのSKYACTIV-G 2.0のみとなる。トランスミッションは、最上級グレードではMTのみの設定となる。ベースグレードと中位グレードはMTとATをそろえている。JC08モード燃費は15.6km/l。
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