コネクテッド戦略を打ち出すトヨタと日産、ホンダはどうする?
10月下旬から11月頭にかけて、日本を代表する自動車メーカーが立て続けにコネクテッド戦略を打ち出しました。まずはルノー・日産アライアンスが10月25日、日産自動車のグローバル本社において、コネクテッドカーやモビリティサービスの方向性についての説明会を開きました(関連記事:ルノー日産がコネクテッドサービス基盤を共通化、約1000人の組織で開発も強化)。
そしてトヨタ自動車が11月1日、同社のお台場地区の拠点であるメガウェブにおいて、コネクテッド戦略を説明しました(関連記事:トヨタのコネクテッド戦略は3本の矢、「IoT時代の製造業の在り方を切り開く」)。
詳細は記事を読んでいただければ分かりますが、両社とも“コネクテッド”担当の役員が登壇するなど、力の入った会見になっていました。
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トヨタ自動車は、東京都内で会見を開き、同社のコネクテッド戦略を説明。2016年4月に新たに発足したコネクティッドカンパニーのプレジデントを務める専務役員の友山茂樹氏は「IoT時代の新しい製造業の在り方を切り開くため、モビリティサービスのプラットフォーマーになる」と強調した。 - ルノー日産がコネクテッドサービス基盤を共通化、約1000人の組織で開発も強化
ルノー・日産アライアンス(ルノー日産)がコネクテッドカーやモビリティサービスの方向性について説明。責任者のオギ・レドジク氏は、ルノー、日産、インフィニティ、ダットサンなどルノー日産傘下の全てのブランドで、コネクテッドカーに必要なプラットフォームを共通化する方針を打ち出した。 - 加速するITSの進化
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