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自動車業界向けソリューションの導入でグローバルな業務連携を促進:製造IT導入事例
ダッソー・システムズは、仏ルノー・グループが同社の自動車業界向けインダストリー・ソリューション「ターゲット・ゼロ・デフェクト」を導入し、その本番運用のユーザー数が1万人に到達したことを発表した。
ダッソー・システムズ(ダッソー)は2016年9月29日、自動車メーカーの仏Groupe Renault(ルノー・グループ)が、同社の自動車業界向けインダストリー・ソリューション「ターゲット・ゼロ・デフェクト」を導入し、その本番運用のユーザー数が1万人に到達したことを発表した。
ルノー・グループは現在、エンジニアリングのデジタル化を図る「NewPDM」プログラムを推進している。同プログラムは、全地域および全ブランドで連携した製品開発を推進するため、その基盤としてダッソーの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用している。
同プログラムでは、世界各地のエンジニアリング拠点にダッソーのバーチャル・コラボレーティブ・デザインとシミュレーション・アプリケーションを導入している。これにより、構想から生産まで、単一の統合プラットフォーム上で、各国チームがリアルタイムに連携できるようにした。
導入されたこれらのアプリケーションは、自動車業界向けソリューションのターゲット・ゼロ・エフェクトの中核となるもので、開発の初期段階から高品質な車両設計が可能になるという。ルノー・グループでは、フランス、ルーマニア、インド、韓国、ブラジル、スペイン、ロシアのグローバル・エンジニアリング体制において、1万人以上のユーザーが共有環境において、パワートレインプラットフォーム車両の構造にアクセスできるとしている。
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