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テスト管理ソフトウェアの最新版をリリース:組み込み開発ニュース
日本ナショナルインスツルメンツは、テスト管理ソフトウェアの最新版「NI TestStand 2016」を発表した。最新版では、自動テストシステムの開発、実装、保守の迅速化に貢献するような機能改善がなされている。
日本ナショナルインスツルメンツは2016年10月5日、テスト管理ソフトウェアの最新版「NI TestStand 2016」を発表した。
最新版では、自動テストシステムの開発、実装、保守の迅速化に貢献するような機能改善がなされている。Property Loaderの再設計により、テストシーケンスに含まれる変数、判定値、プロパティなどのインポートおよびエクスポートが可能になった。また、Sequence Editorに右クリックのオプションやネイティブな列挙型データタイプを追加。さらにTestStand環境内で、独立した複数のアプリケーションを同時に実行・開発できるようになった。
TestStand 2016は、シーケンスの制御や並列テストの実行、レポートの生成、データベースに対するロギング、オペレータ用のインタフェース、システムの実装など、特別な設定が不要ですぐ使える一般的なタスクがあらかじめ多数搭載されている。各種機能は、要件に応じてカスタマイズ可能だ。テスト開発に初めて取り組む技術者が確実に成功するような作りになっているとともに、既存のユーザーにとっては生産性向上を実感できる機能が提供されているという。
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