ニュース
テスト管理ソフトウェアの最新版をリリース:組み込み開発ニュース
日本ナショナルインスツルメンツは、テスト管理ソフトウェアの最新版「NI TestStand 2016」を発表した。最新版では、自動テストシステムの開発、実装、保守の迅速化に貢献するような機能改善がなされている。
日本ナショナルインスツルメンツは2016年10月5日、テスト管理ソフトウェアの最新版「NI TestStand 2016」を発表した。
最新版では、自動テストシステムの開発、実装、保守の迅速化に貢献するような機能改善がなされている。Property Loaderの再設計により、テストシーケンスに含まれる変数、判定値、プロパティなどのインポートおよびエクスポートが可能になった。また、Sequence Editorに右クリックのオプションやネイティブな列挙型データタイプを追加。さらにTestStand環境内で、独立した複数のアプリケーションを同時に実行・開発できるようになった。
TestStand 2016は、シーケンスの制御や並列テストの実行、レポートの生成、データベースに対するロギング、オペレータ用のインタフェース、システムの実装など、特別な設定が不要ですぐ使える一般的なタスクがあらかじめ多数搭載されている。各種機能は、要件に応じてカスタマイズ可能だ。テスト開発に初めて取り組む技術者が確実に成功するような作りになっているとともに、既存のユーザーにとっては生産性向上を実感できる機能が提供されているという。
関連記事
- NIが自動車向けテストシステムの事業展開を拡大、「第3のHILS」も
計測モジュール「PXI」やグラフィカルシステム開発環境「LabVIEW」を展開するNational Instruments(NI)が、自動車向けテストシステムの事業展開を拡大している。富士重工業やコンチネンタルなど大手企業の採用を獲得すると同時に、今までにない「第3のHILS」を投入する方針だ。 - 日本NIが自動車分野に特化した営業部を開設、車載ソフト開発の効率化を支援
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、自動車分野に特化した営業部である「オートモーティブ営業部」を、2013年4月1日付けで開設した。 - 自動車開発のV字プロセスの左から右まで、「テストの自動化」を実現する
2013年4月から、自動車分野に特化した営業部である「オートモーティブ営業部」を発足させた日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)。同社として、1つの産業分野に特化した営業部を設立するのは初めてのことだ。その背景と狙いについて、同社社長の池田亮太氏と、オートモーティブ営業部の部長に就任した片野唱栄氏に聞いた。 - NIが車載ソフト開発でIBMと連携、「テストコンポーネントの再利用」を拡大へ
計測モジュール「PXI」やグラフィカルシステム開発環境「LabVIEW」を展開するNational Instruments(NI)が、車載ソフトウェアの開発プロセスに対する関わりをさらに深めようとしている。IBMのRational製品群との連携を拡大し、開発効率を高める「テストコンポーネントの再利用」を促進させたい考えだ。 - NIが車載ソフト開発でIBMと連携、「テストコンポーネントの再利用」を拡大へ
計測モジュール「PXI」やグラフィカルシステム開発環境「LabVIEW」を展開するNational Instruments(NI)が、車載ソフトウェアの開発プロセスに対する関わりをさらに深めようとしている。IBMのRational製品群との連携を拡大し、開発効率を高める「テストコンポーネントの再利用」を促進させたい考えだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.