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日本NIが自動車分野に特化した営業部を開設、車載ソフト開発の効率化を支援:ビジネスニュース
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、自動車分野に特化した営業部である「オートモーティブ営業部」を、2013年4月1日付けで開設した。
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、自動車分野に特化した営業部である「オートモーティブ営業部」を、2013年4月1日付けで開設したと発表した。
自動車業界では、エンジンやハイブリッドシステムなどの制御系や、車載情報機器などの情報系を含めて、車載ソフトウェアの規模が急激に拡大/複雑化している。その一方で、激しいグローバル競争を勝ち抜くには、拡大/複雑化する車載ソフトウェアの開発効率を向上しなければならない。そのためには、大規模な車載ソフトウェアを管理/検証するプロセスを効率化する開発ツールやハードウェアが必要になる。
この需要に対応して開設されたのが、今回日本NIが発表したオートモーティブ営業部である。自動車分野における専門技術や多くの経験を有する人員を配置した。全国の自動車分野の顧客に、日本NIが展開しているグラフィカルシステム開発環境の「LabVIEW」をはじめ、組み込みソフトウェアの管理/検証ツールや計測用のハードウェアを、顧客の現場で最適に利用してもらうための提案を行う。
これまでの日本NIの営業体制は、地域別の部門に分かれて、各地域の顧客に密接なサポートを行う形で展開していた。一方、オートモーティブ営業部は、自動車分野に特化した営業部門となる。同社が、産業分野別の営業部を開設するのは初めて。
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