ニュース
開発プロセス効率化のソリューションを国内外企業が協調して開発:製造ITニュース
図研は、米Arasとパートナーシップを締結し、電気・電子設計データなどにおいて、設計から製造までのプロセスを管理する方法を協調して開発していくと発表した。
図研は2016年8月25日、米Arasとパートナーシップを締結した。電気・電子設計データなどにおいて、設計から製造までのプロセスを管理する方法を協調して開発していく。
図研は、複数拠点におけるライブラリや回路・基板の設計データ管理システム「DS−2」を、ArasはエンタープライズPLMプラットフォームとして「Aras Innovator」を提供する。双方の組み合わせにより設計情報の整合性が向上し、設計から製造までの工程の効率化が図られるという。
具体的には、設計途中のライブラリ、設計データの管理システムをエンタープライズPLMプラットフォームに連携させるような機能を開発し提供する。これにより、IPブロックや電子部品レベルの情報など、従来は製品ごとにzip圧縮ファイルの形式でしか保持できなかったものが管理できるようになり、製品横断的なトレーサビリティの確保が可能になるという。
両社では、2017年前半に新ソリューションのリリースを計画している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 図研プリサイトが営業開始、PLM/CAD導入支援/ナレッジ管理事業を一体分社化
図研は、製造業向けのPLM(製品ライフサイクル管理)ソリューション、3D CAD導入支援サービス、ナレッジソリューションなどを手掛ける事業部門を一体分社化した「株式会社図研プリサイト」が2016年4月1日から営業開始したと発表した。 - 図研「CR-8000」、JVCケンウッドの仮想化環境で運用開始
図研の電気CAD「CR-8000」がJVCケンウッドの仮想化環境で運用開始された。従来環境と比べても遜色ないパフォーマンスを達成したという。 - 図研の電気CAD、「CR-5000」から「CR-8000」への置き換えが着実に進む
図研が2013〜2015年度(2014年3月期〜2016年3月期)までの3カ年を対象とした中期経営計画の進捗状況を発表。同社の電気CAD「CR-8000」シリーズの販売が好調であることなどが紹介された。 - 図研エルミック、FPGA用画像コントラスト改善IP「ForteVision」の販売を開始
図研エルミックは、ジーニックが開発した画像コントラスト改善技術「ForteVision」の販売・サポートの開始を発表した。 - 図研がYDC「CADVANCE」を継承
図研とワイ・ディ・シー(YDC)が、YDCの電気系CAD・PDM関連事業(CADVANCE事業)を図研が譲り受けることで合意した。