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FPGAの内蔵温度センサーから値を得るMAX 10 FPGAで学ぶFPGA開発入門(13)(2/6 ページ)

アルテラのFPGA「MAX 10」には温度センサーが内蔵されており、自身の温度を測定可能だ。メガファンクション「ALTPLL」を使い、内蔵センサーからの値を得るまでを試みる。

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ADCの追加

  • 次に今回必要となる、ADCを追加する
Photo02
Photo02:左上のIP Catalogを参照。まだこの時点では追加していない

 ADCは“Processor and Peripherals” → “Peripherals” → “Altera Modular ADC core”で追加できる(Photo02)。このADCのプロパティであるが、最初はこんな形になっている(Photo03)ので、チェックを入れておく(Photo04)。次に同じプロパティ画面で「Sequencer」を開く。最初はこんな具合になっているが(Photo05)、ここで“Number of slot used“ → “64”に“Conversion Sequence Channels” → 全部(64個)“TSD”に、それぞれ設定する。

 なぜこんな設定をするのか、という話であるが、これはAlteraの指示によるものである。TSDの使い方は「MAX 10 Analog to Digital Converter User Guide(英語版)」(日本語版はこちら)の「ADC Temperature Sensing Diode」という節に説明されているのだが、ADC TSDを利用する場合は64sampleの平均を取って使うように、という指示がある(英語版だとPage 2-6、日本語版だとPage 2-7)。このため、Sequencerでは64サンプルをまとめて取るように設定している。

Photo03 Photo03:最大16ch接続可能。ただ今回は右端のTSD(Temperature Sensing Diode)のみを利用する
Photo04 Photo04:TSDを使う場合、チャネルは事実上1つだけになる

Photo05 Photo05:その他の設定は特に変更なし
Photo06 Photo06:これを64個設定するのがちょっと骨。ちなみにこれを1サンプルだけ取るようにしても、一応それらしい値は取れるのだが、正確かどうかは怪しいところで、そのためPDFの指示に従った

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