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自動運転宅配サービス「ロボネコヤマト」はなぜ“実用実験”なのか:自動運転技術(2/3 ページ)
ディー・エヌ・エー(DeNA)とヤマト運輸は、自動運転技術を活用した次世代物流サービスの開発を目的とする実用実験プロジェクト「ロボネコヤマト」を発表した。2017年3月から1年間、政府が指定する国家戦略特区で実施する。
「ロボネコヤマトは非常に重要な一歩」
会見でDeNA社長兼CEOの守安功氏は「当社は、早くから自動運転技術に注目しており、その実現によって人とモノの輸送が劇的に変わって、いろんなサービスが生まれると考えていた。当社が持つインターネットとAIの技術を活用することで、自度運転技術がきっかけとなって生まれるモビリティサービスプロバイダーを目指していきたい。そんな当社にとって、今回のロボネコヤマトは非常に重要な一歩になる」と述べる。
またヤマト運輸社長の長尾裕氏は「1976年から始まった宅配便の40年の歴史は、進化の歴史だった。顧客の手元までの『ラストワンマイル』をオンデマンド化しようとさまざまな取り組みを進めている当社にとって、ロボネコヤマトは新たな進化の歴史に向けた取り組みになるだろう。また自動運転技術は、クルマの運転に自信のない女性や高齢者が宅配員として働ける道を開く可能性もある」と語る。
ヤマト運輸が取り組んできた「ラストワンマイル」のオンデマンド化(左)。オープン型宅配ロッカーやスマートフォンアプリ、コンビニでの受け取りなどによって実現を目指してきた(クリックで拡大) 出典:ヤマト運輸
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