ニュース
自律無人航行する観測艇、ダム測量の支援に
ヤマハ発動機が自律無人航行可能な小型観測艇「BREEZE10」を開発。ダム堆砂測量機材を搭載しての無人航行が行え、ワンボックスカーに搭載できるコンパクトサイズ。
ヤマハ発動機は自律無人航行する小型観測艇「BREEZE10」を開発、2016年8月から測量事業者に向けてレンタルにて提供する。
BREEZE10はダム堆砂(貯水池の底にたまった土砂)の測量作業に普及している、ナローマルチビームソナーなどの測量機材を搭載して測量作業を支援する目的で開発された小型艇。
有人操縦の他、GNSSの位置データと方位角データを利用することによる無人自律航行が可能であり、航行ルートの保存機能によって再測量や定期測量の省力化を実現している。操縦についてはこの他、コントローラーを用いた遠隔操縦も行える。
関連記事
- 総合電機メーカーの面目躍如、既存技術の活用で水中点検ロボットを実用化
パナソニックが保有する技術を多く転用したダム点検用の「水中点検ロボット」を開発、2016年度内の事業化を狙う。バッテリーは電動アシスト自転車用のバッテリーを利用している。 - 「柔らかい産業用ドローン」がスタジアムを舞う
ドローンとバルーン、2つの無人機の“いいとこ取り”を目指した産業用ドローンをパナソニックが「先端コンテンツ技術展」に出展している。 - 組み込みエンジニアが手掛ける「安全」なドローン
ドローンの産業向け展開が始まっている。しかし、「産業用」としての利活用を進める上での技術要件はまだ確立されていない。その中で“安全を担保する”ドローンの開発を進めるのが、ドローンワークスの今村博宣氏氏だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.