テスラはなぜ「オートパイロット」と名付けてしまったのか
Tesla Motorsの電気自動車「モデルS」が、運転支援機能「オートパイロット」の動作中に死亡事故を起こしたことが話題になっています。外光が極めて強い環境下で車載カメラが前を左折する大型トレーラーを検知できず、そのまま突っ込んでしまったということです。
事故の原因は、モデルSの運転支援機能の不足、DVDを鑑賞していたと報道されているドライバーの不注意などが重なって起こったことは確かです。ただ私は、ドライバーがモデルSの運転支援機能を過信した原因として「オートパイロット」という名称が影響しているのではないかと考えています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ≫モノづくり編集のこぼれ話
- ≫特集「自動運転技術」
- 新型「Eクラス」のレベル2自動運転機能は「モデルS」より“安心”
「W120/121」から数えて10代目となるメルセデス・ベンツの新型「Eクラス」は、かつてないほどに大幅な進化を遂げた。レベル2に相当する自動運転機能はドライバーに安心感を与えるような仕上がりになっていた。 - 画像認識のデファクト企業「Mobileye」は自動運転時代の主役となるか
単眼カメラを用いる先進運転支援システム(ADAS)向けのSoC(System on Chip)やアルゴリズムの設計開発を手掛けるMobileye(モービルアイ)。これまで脇役に徹してきた同社に対する注目が一気に高まっている。Mobileyeはどういった企業で、今後どのような事業展開を目指そうとしているのか。同社に詳しい桃田健史氏が解説する。 - 次世代「アイサイト」は赤信号を認識できる、速度差50kmでも衝突回避が可能に
富士重工業の次世代「EyeSight(アイサイト)」は、先行車両との衝突回避が可能な速度差を時速30kmから50kmに向上し、赤信号や先行車両のブレーキランプなどを認識しての運転支援などが行えるようになった。2014年に国内で発売予定の新型車から搭載を始める。