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プロトラブズが国内での鉄材加工に対応、拠点の拡張移転で能力も増強へDMS2016

プロトラブズは、「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」において、2016年10月をめどに開始する予定の鉄材加工サービスを紹介した。

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 プロトラブズは、「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」(2016年6月22〜24日、東京ビッグサイト)において、2016年10月をめどに開始する予定の鉄材加工サービスを紹介した。

 同社が国内で加工に対応していた金属材料は、アルミニウムや真ちゅうといった軟質金属に限られていた。今回、ステンレスや低炭素鋼といった硬質金属の加工にも対応を広げることとなった。

 同社社長のトーマス・パン氏は「2016年8月に、加工を行っている本社拠点を神奈川県座間市に拡張移転することにした。広さは9000m2で現在の3倍になる。これに併せて硬質金属を加工できるマシニングセンターと旋盤を導入する。製造キャパシティーも、射出成形で20%、従来の切削加工で33%向上する」と語る。

プロトラブズのトーマス・パン氏
プロトラブズのトーマス・パン氏。右手に持っているのが2015年10月から対応しているシリコーンゴムの試作サンプル、左手に持っているのが2016年10月から対応を予定している鉄材加工サービスの試作サンプルだ(クリックで拡大)

 鉄材の加工を発注する場合も、従来と同様に3D CADデータをアップロードすれば数時間で見積もりが完了する。加工に要する時間はおおよそ10日前後だ。一般的な試作サービスでは1カ月近くかかることもあるが、その3分の1で済む計算だ。

 同社の本社拠点の面積は、2009年の設立当初の1000m2から、2012年に3000m2となり、2016年8月からは9000m2になる。また、サービスの拡充も同時並行で進めており、2015年10月にシリコーンゴムを材料とする試作サービスを始め、CNC旋盤も導入した。2016年2月には、射出成成形型機の型締力を350トンに高めている。「半年に1回は何らかのサービス拡充を行っており、今回の鉄材加工サービスもその一環になる」(パン氏)としている。

第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)特集

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