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きっかけは居候の若者!? ――町工場発のモノづくり拠点「Garage Sumida」の誕生前夜zenmono通信(5/5 ページ)

モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は、潜水艦や電気自動車の開発、モノづくり拠点の運営など、ワクワクする新しい取り組みに積極的に取り組む町工場・浜野製作所の浜野慶一氏に話をお伺いした。

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日本のモノづくりの未来

enmono 最後に質問です。浜野さんがお考えになっている日本のモノづくりの未来。こういう風になっていったらいいなぁという思いをお聞かせください。

浜野 30数年前に雑誌のインタビューで、本田宗一郎さんとソニーの創業者森田さん2人の対談というのがあったらしくて、その復刻版みたいのが何年か前に出てたんですよ。その記事を読んだら、30数年前なのにあの2人は「大量生産・大量消費の製品は発展途上国が豊かになるために譲ってあげなさい。これからの日本のモノづくりはより一層世の中のためになる人の役に立つ付加価値の高いモノづくりをチャレンジしていきなさい」っていうことを30数年前にあの2人が言ってたという記事が載ってたんですよ。

浜野 それ見て、背中がゾクゾクっと来て「そうだよなぁ」って思って、すごく自分の中で衝撃が走ったんですね。まさしく今僕が思ってるのはそういうモノづくりで、やっぱり人のため世の中のために、38年やってきたこの板金屋・プレス屋の技術が活用できたり、そういう市場とか、そういう装置なのか、そういうところで仕事をしていきたいなぁと思ってます。多分日本はそういう形の、付加価値の高いモノづくりを今後できるような形になってくると思うので、僕は日本のモノづくりの未来はすごく明るいなぁと。ましてやそういうことをサポートするenmonoさんみたいな人たちが、やっぱり今出てきてるじゃないですか。

enmono はい。

浜野 われわれのようなベタな職人だけじゃなくて、ここも未来につながるというか、志の高さでお二方のような方たちが今後日本のモノづくりを引っ張っていってもらいたいと僕は思っています。

enmono キレイにまとめていただいてありがとうございます(笑)。

浜野 ありがとうございます(笑)。

enmono 浜野製作所の浜野さんでした。今日はどうもありがとうございました。

浜野 いえいえ、どうもありがとうございました。好き勝手申しあげまして失礼しました。


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