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富士重工業からSUBARUへの社名変更が正式に決定、2017年4月から:製造マネジメントニュース
富士重工業は、2016年6月28日に開催した定時株主総会において、「富士重工業株式会社」から「株式会社SUBARU」への社名変更が承認されたと発表した。これにより、2017年4月1日から同社の社名はSUBARUになる。
富士重工業は2016年6月28日、同日開催した定時株主総会において、「富士重工業株式会社」から「株式会社SUBARU」への社名変更が承認されたと発表した。これにより、2017年4月1日から同社の社名はSUBARUになる。
1917年に創設された飛行機研究所(後の中島飛行機)を源流とする同社は、戦中戦後の混乱期を経て、1953年に現在の富士重工業となった。そして、1958年に発売した軽自動車「スバル360」から始まる「スバル」ブランドの自動車事業が成長。現在では、売上高の94%を占める中核事業となっている。
同社は2016年5月、創業100周年の節目に、社名と中核事業である自動車のブランド名を統一を実施することを臨時取締役会で決議した。社名変更の狙いは、スバルブランドをさらに磨き、スバルを自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドとして成長させていくことである。
スバルの名称は、プレアデス星団の日本名である「昴」に由来していることは広く知られている。昴の別名は「六連星(むつらぼし)」であり、富士重工業が中島飛行機の流れをくむ5社の資本出資によって設立されたことにちなんで名付けられた。
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