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3D時代といえど、「紙の図面」がまだ必要なのよ――無償2D CADを使ってみましょうママさん設計者がやさしく解説「無償2D CAD」(1)(2/6 ページ)

ファブレスメーカーのママさん設計者が2D CADの使い方の基本を解説! 無償2D CAD「DraftSight」を例に、2D CADを使った図面の作成に必要な環境設定、図面作成の基礎などをゆるっと説明する。今回はインストールと環境設定をしていく。

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図面テンプレートを作ろう

 めでたくインストールが完了しましたら、DraftSightを起動します。UIの切り替えができるので、この後の解説を分かりやすくするために、「Classic Default」にしておきます。


「Classic Default」にする

 DraftSightを起動したばかりのレイアウトは「モデル」になっています。


モデル

 通常このレイアウトで作図や編集をします。では、続いて設定のためにテンプレートを呼び出します。

 左上の「DraftSight」のロゴをクリックして「新規」を選択。次にテンプレート一覧の中から、「standardjis.dwt」を選択して開きます。


「standardjis.dwt」を開く

 これがDraftSightのJIS標準テンプレートです。画面はただ真っ黒な空間が広がるだけですが、これはA3の印刷設定になっているようです。A3は頻繁に用いられる図面サイズなので、このテンプレートを土台に、必要な初期設定をしながら独自のA3テンプレートを作る設定をしていきましょう。

 「ツール→オプション→システムオプション」の順に進みます。そして一番下の「デフォルトの尺度リスト」を開きます。


「デフォルトの尺度リスト」を開く

 JISのテンプレートですから、当然ながら単位はメートルに初期設定されているようです。登録されている尺度リストは一応確認しておきます。


メートルになっています

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