授乳量を1g単位で表示できる授乳量機能付ベビースケール:医療機器ニュース
タニタは、家庭用では国内初となる、1g単位で赤ちゃんの授乳量が表示可能な授乳量機能付ベビースケール「nometa(のめた)BB-105」を発売した。
タニタは2016年5月1日、母乳育児のサポートをコンセプトに、家庭用では国内初となる、1g単位で赤ちゃんの授乳量が表示可能な授乳量機能付ベビースケール「nometa(のめた)BB-105」を発売した。
母乳育児では、授乳量が目に見えないため「母乳が出ているのか」「母乳が足りているのか」といった不安がつきものだという。授乳量が足りているかどうかは、一般に授乳前後の赤ちゃんの体重差から求められるが、市場に流通している家庭用ベビースケールの計測最小単位は5gであるため、授乳量が細かく確認できないといった課題があった。
今回発売されたのは、同社が長年培ってきた高精度計測技術を応用し、新生児期におけるわずかな授乳量でも確認できるようにした製品だ。最大20kgまでの体重計測に対応し(8kgまで5g単位、20kgまで10g単位で測定可能)、1g単位で授乳量を表示する。赤ちゃんの体重を授乳前後にそれぞれ計測すると、その差を授乳量として表示するため、従来のような記録・計算の手間がかからない。
また、使いやすさにもこだわり、計測台には赤ちゃんの身体が安定するように「やわらかマット」が付いている。このマットは滑りにくく柔軟性・保温性に優れたEVA樹脂発泡体でできており、吸水性がなく、安全性・耐久性も高いため、赤ちゃんが噛んだり口に入れたりしても害はない。本体素材にも樹脂を採用し、汚れを拭き取りやすく清潔に保てるようになっている。
計測・表示項目を「体重」「前回体重」「授乳量」の3つに絞って操作性を高めた他、文字高を26mmと大型で見やすくした。サイズは幅580×高さ93×奥行き390mm、重量は約2.2kg(電池含む)となっている。
価格はオープンで、年間1万台の販売を計画しているという。
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