医療ITとの連携なしに医療機器の進化は語れない
医療機器と一口で言ってもその範囲は極めて広いものがあります。院内で使う専門的な機器だけで言っても、治療行為に使う手術ロボットや内視鏡から、検査に使うCT、MRI、超音波検査機、患者の状態をモニタリングする心電計やパルスオキシメーター、体温計までさまざまです。
さらに院外で使うヘルスケア分野の機器なるとさらに幅が広がります。血圧計や体脂肪計なども対象になりますし、最近ではそれらと連携しての情報収集と分析が当たり前になりつつあるスマートフォンも入ってくるかもしれません。
現在、これら広義の医療機器の進化をけん引しているのはITと言っても過言ではないでしょう。
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