日本発のインダストリアルインターネットは医療分野から、「Brilliant Radi」:2016国際医用画像総合展(1/2 ページ)
GEヘルスケア・ジャパンは、「2016国際医用画像総合展(ITEM2016)」において、院内課題をインダストリアルインターネットで解決する「Brilliant Hospital」と、その第1弾サービスとなる放射線科向けの「Brilliant Radi」を紹介した。
GEヘルスケア・ジャパンは、医療用画像診断機器の展示会「2016国際医用画像総合展(ITEM2016)」(2016年4月15〜17日、パシフィコ横浜)において、院内課題をインダストリアルインターネットで解決する「Brilliant Hospital」と、その第1弾サービスとなる放射線科向けの「Brilliant Radi」を紹介した。
インダストリアルインターネットは、GEなど米国勢が中心になって提唱しているIoTの産業実装の仕組みだが、現時点では海外勢が主導する事例がほとんど。GEの子会社ではあるものの、日本国内で開発と生産を行うGEヘルスケア・ジャパンが、同社独自の取り組みとなる日本発のインダストリアルインターネットとして発表したのがBrilliant Radiだ。
展示ブース内で開催したミニセミナーに登壇した、GEヘルスケア・ジャパン 執行役員 サービス本部長の藤谷京子氏は「GEはジェットエンジンやガスタービンエンジンのセンサー情報を分析して効率的な運用をするサービスを提供している。インダストリアルインターネットはこの技術を他分野へ応用するものであり、Brilliant Hospitalはヘルスケア分野への展開となる」と語る。
Brilliant Hospitalで大きく変わるのは顧客との関係性だ。「これまでの保守サービスは『壊れたら直す』だったが、これからはBrilliant Hospitalによって予期せぬダウンタイムをなくせる。顧客にとって当社は、単なる機器販売業者ではなく、アウトカム(=結果)を最大化するビジネスパートナーになるチャンスだと考えている」(藤谷氏)という。
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