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ドローンを用いたレーザー測量、テラドローンが提供開始
テラドローンが産業用ドローンを用いたレーザー測量を開始すると発表した。ドローンにレーザー測量機を搭載し、人の手による測量や、航空機によるレーザー測量や写真測量では困難な場所での3次元データを計測する。
テラドローンは2016年4月28日、産業用ドローンを用いたレーザー測量サービスを開始すると発表した。ドローンにレーザー測量機を搭載し、人の手による測量や、航空機によるレーザー測量や写真測量では困難な場所での3次元データを計測する。
人の入り込めない場所でも高精度な測量が可能となることから、同社では山間部における太陽光パネル設置の前工程、砂防ダムや急傾斜地の調査、災害発生後の現状把握などに活用できるとしている。
テラドローンは電動バイクの開発販売を手掛けるテラモーターズが既に100件以上のドローン測量を実施した実績を持つリカノスから事業譲渡を受け、2016年3月に設立した企業。「土木測量の計測時間を10分の1、コストを5分の1に低減」をうたい、提供する手法では±5センチ精度での測量が可能であるとしている。
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