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空港警備にウェアラブルカメラ、セコムが羽田で実験
セコムが空港を舞台に、ウェアラブルカメラを警備に利用する実証実験を行う。羽田空港国際線旅客ターミナルにてまずは8台を導入して検証する。
セコムが羽田空港にて、ウェアラブルカメラを警備に活用する実証実験を開始する。
羽田空港国際線旅客ターミナルの警備員が胸部にカメラを装着、問題発生時には撮影した映像がリアルタイムに警備本部のモニターに搭載される。映像によって本部では事態の把握が容易になる他、警備員の位置情報もあわせて取得することで、状況把握後の緊急対応の迅速化が期待できるとしている。4月から始まる実証実験では8台のウェアラブルカメラを導入、状況を踏まえて本格導入を図る計画だ。
空港警備にウェアラブルカメラを導入する試みはパナソニックが2016年2月に成田空港で実証実験を行っている。こちらも同様に警備員がウェアラブルカメラを装着、映像と位置情報を警備本部で把握し、映像と位置情報で状況把握と対策の効率化を図る試み。
2020年の東京オリンピックを控え、空の玄関口である空港にはテロなどの事件や事故を防ぐための施策導入と強化が求められているだけに、今後もこうした取り組みの事例は増えていきそうだ。
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