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「Raspberry Pi 3」の実力をベンチマークで検証する(4/4 ページ)
ボードコンピュータ「Raspberry Pi」に新製品、CPU強化と無線機能を搭載した「Raspberry Pi 3」が登場した。ベンチマークによるパフォーマンス検証と、ターミナルでのBluetooth有効化を行う。
これでデバイスはRaspberry Piに認識された。アドレスを入力するのがちょっと面倒だが、コンソールからの設定もそれほど難しくないので、試してみるとよいだろう。デバイスを認識しているか、「devices」コマンドで確認しておく。
[bluetooth]# devices Device A4:**:**:45:**:91 Nintendo Wireless Keyboard Device 00:**:67:**:1F:** Bluetooth Optic Mouse [bluetooth]#
このほかのコマンドを知りたい場合は「help」とすれば表示されるので、参考にしてほしい。設定が終了したら「quit」もしくは「exit」でbluetoothctlを抜けよう。
[bluetooth]# help Available commands: list List available controllers show [ctrl] Controller information select <ctrl> Select default controller devices List available devices paired-devices List paired devices power <on/off> Set controller power pairable <on/off> Set controller pairable mode discoverable <on/off> Set controller discoverable mode agent <on/off/capability> Enable/disable agent with given capability default-agent Set agent as the default one scan <on/off> Scan for devices info <dev> Device information pair <dev> Pair with device trust <dev> Trust device untrust <dev> Untrust device block <dev> Block device unblock <dev> Unblock device remove <dev> Remove device connect <dev> Connect device disconnect <dev> Disconnect device version Display version quit Quit program
ここまでRaspberry Pi 3についてご紹介してきたがいかがだったろうか。
よりパワフルとなり標準で無線対応したため、さまざまな利用法が考えられる。モバイルバッテリーなどで動かせば、ラジコンの心臓部として利用することも可能かもしれない。Raspberry Pi 3で引き続き、さまざまなアイデアを試してみたいと考えている。
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