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CAD/CAEをターゲットとしたGPU製品など販売する新会社を設立:CAEニュース
日本GPU コンピューティングパートナーシップは新会社のGDEPソリューションズを設立。「GPUプラットフォーム事業」「クラウドインフラ事業」が同社の主な事業となる。
日本GPU コンピューティングパートナーシップは2016年4月1日、新会社のGDEPソリューションズを設立した。代表取締役社長には、エルザジャパンの取締役兼営業本部長、アスクでエンタープライズ分野の責任者などを務めた長崎(「崎」は旧字)敦司氏が就任した。
同社の事業では「GPUプラットフォーム事業」「クラウドインフラ事業」が2本柱となる。同社は、米NVIDIAのG-DEPの事業をより発展させるため、ディープラーニングやCAD/CAEなどをターゲットとしてNVIDIAのGPU製品を活用した各種製品をパートナー企業と連携して提供する。製造業クラウド(コンピューティング、ストレージ)、VDI(仮想デスクトップ)、セキュリティなどの製品も展開する。同社が提供する具体的な製品については、今後順次発表するという。
日本GPU コンピューティングパートナーシップ(G-DEP)はプロメテック・ソフトウェア、トーワ電機、サイコムが2010年3月に設立したGPUコンピューティングの用途開拓や市場創出を担う横断型コミュニティーである。同組合の営業業務はGDEPソリューションズに引き継ぐ。
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