ニュース
XYZ、無償の初心者向け3Dモデラー「XYZmaker」β版を提供開始:3Dプリンタニュース
豊富な基本形状で簡単にモデリングができ、動作も軽快な無償3Dモデラーを提供開始した。
台湾New Kinpo Group傘下のXYZprintingの日本法人であるXYZプリンティングジャパンは2016年3月15日、初心者向け3Dモデリングソフト「XYZmaker(XYZ メーカー)」のβ版を発表した。同ソフトはユーザー登録の上、同社サイトから無償ダウンロードして利用することが可能だ。
XYZmakerは初めて3Dモデリングや3Dプリントを行うユーザー向けに、簡単で使いやすいように開発された入門用3Dモデリングソフトだという。円形や球などの基本形状のパーツを豊富にそろえており、それらを組み合わせることで3Dモデルが簡単に作成可能だ。
またシンプルな機能だけを実装し、ユーザーが覚えるべき項目を極力減らしたとしている。
保存・読み込み可能とするデータ形式はSTL、AMF、OBJ、PLY。同ソフトで作成した3Dデータはグループに分類して保存でき、データ管理・編集がしやすいという。
同ソフト使用時のハードウェア/ソフトウェアの最小要件は下記の通りだ。
- インテル Core i3プロセッサーまたは同程度の CPU(1.5GHz 以上):インテル Core i5プロセッサー以上を推奨
- 4GB以上のメモリ
- 1GB以上のディスク領域:インストール時に必要
- OS:Windows 7、8、8.1
- OpenGL:2.1以降のバージョン(ディスプレイカードのメーカーが提供するもの)
- .NET Framework:4.0以降のバージョン
必要なディスク領域などのリソースを少なくすることで、軽快な動作で使いやすくしたとのことだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「さらに3Dプリンタを使いこなしたい人へ」――ワンランク上の造形が可能な「ダヴィンチ 1.0 Pro」登場
XYZプリンティングジャパンは、熱溶融積層方式の3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新製品「ダヴィンチ 1.0 Pro」を発表。他社製フィラメントにも対応する他、専用ソフトにより詳細な出力設定が可能となり、これまでにない高い造形品質を実現した。 - パーソナル3DプリンタのXYZprintingが、ついに業務用3Dプリンタ事業に参入!?
XYZprintingは「2016 International CES」で、パーソナル向け/プロフェッショナル向け3Dプリンタの新製品や、同社初となる業務用3Dプリンタなどを発表した。 - 食べ物を好きなカタチで作り出せる「3Dフードプリンタ」
XYZプリンティングジャパンは「三井食品フードショー 2015」(会期:2015年7月22〜23日/場所:東京ビッグサイト)に出展し、開発中の3Dフードプリンタ「XYZ Food Printer」の試作機を参考出品した。 - 2万円台で購入できるパーソナル3Dスキャナの実力やいかに!?
パーソナル3Dスキャナ「XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー」を使って、3Dスキャン初体験! いろいろな対象物をスキャンした結果や実際の使用感、使いこなすためのヒントなどをお届けします。 - Wi-Fi機能だけじゃない! 新型プリントヘッド搭載「ダヴィンチ Jr. 1.0w」
XYZプリンティングジャパンは、Wi-Fi機能を搭載したパーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0w」の販売を2015年10月30日より開始する。販売価格(税込)は5万9800円。